ゴールドマン・サックスが日本事業買収の「バーガーキング」 炎上スレスレだった《マクドナルド煽り》戦略が今後、激化していくワケ
アメリカの金融大手であるゴールドマン・サックスは、ハンバーガーチェーン「バーガーキング」の日本事業を買収することを発表した。
バーガーキングは1993年に日本初上陸を果たしたが、業績は伸び悩み、2001年に一旦日本から撤退。07年に再上陸するものの、しばらく鳴かず飛ばずだった。19年7月に株式会社ビーケージャパンホールディングスによる新体制がスタートしてから、業績は上向いた。
以降、バーガーキングの業績は好調で、25年10月時点で300店舗を達成、28年末までに600店舗を目指すという。そうした中での買収劇は、さらに事業を拡大するための布石と見ることができる。
筆者の専門の広告・マーケティングの見地から見ても、今後、非常に面白い展開が期待できる。
マクドナルドへ対抗意識むき出し
日本に限らず、バーガーキングは世界的にマクドナルドへの対抗意識をむき出しにした広告展開をしており、“炎上ギリギリ”のラインを攻めて話題を集めている。
今後、ゴールドマン・サックスの買収によって事業資金が潤沢になると、さらに出店が加速し、広告予算も増加すると、これまで以上に面白い広告展開を行うことが期待できるだろう。



















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