野村:そういう比較研究をやると、この仮説が正しいかどうかが分かってくると思うんですよ。日本でも、いわゆる政治的に左派か右派かは途中ですごく変わる人もいます。有名人でもそうです。だから、実情はたぶん両方なんでしょうね。100%遺伝の現象も、100%後天的現象もあまりないでしょうから。
では、議論を「時間の無駄」と切り捨てられるか
加藤:ところで、そういう脳の構造が違う人同士が議論することには、あまり意味がないんですかね。今の話だと、全然分かり合っていないので。
合田:ブルーエクストリームの人とレッドエクストリームの人が議論しても、たぶん意味はない。ただ、ブルーかレッドかを決めかねている人には、議論する意味があるのかなと思います。アメリカでは、スイングステート(揺れる州、激戦州)には、民主党側になるか、共和党側になるか決まっていない中間層がいるので、そこら辺には影響力があるかもしれないですね。
加藤:その一方で、民主党と共和党はそもそも意味がない話をしている可能性がある、ということですね。
合田:議論するのは膨大な時間の無駄かもしれない。
野村:でも「我々はこういう考えだ」と示すぐらいの意味はある。とがってない意見ですが(笑)。
合田:互いに違うことは理解できる。
加藤:少なくとも有権者からすると、選択ができるのは良いことかもしれませんね。

