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ビジネス #ヒョウ柄おばちゃん

74歳ヒョウ柄おばちゃんは「ガオーッ!」と吠え続ける→2900円で"安くて派手"を貫き、「着て自分を鼓舞してるねん」と笑う生き方と商売の流儀

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「『私はおたくにないヒョウ柄の服をやります。やってもええですか?』とその洋服屋さんに聞きにいったんです。そしたら、『なんでもかまわんからママ、とにかく店を開けてくれ』いうことで」

こうして2012年、後に「猛獣の聖地」と呼ばれるヒョウ柄専門店『なにわ小町』が産声を上げた。

アニマル柄の服はもちろん、カバンや帽子などもバラエティ豊かに揃う店内(筆者撮影)

ヒョウはヒョウでも、「顔の」ヒョウ柄

近所の人に求められ、店をはじめた高橋さん。しかし、いきなり壁にぶち当たる。そう、ヒョウ柄は、とにかく高かったのだ。

「それで私、ヒョウの顔にいったんですわ。『大阪はやっぱり顔ぐらいつけらんとあかんで』と思って。ヒョウやトラの顔を服にギャーッと付けて、ガオーッと動きがある図柄にしたらどやろなと。私がそういうのんを着たかったから」

そうして、ヒョウやトラの顔が付いた「おばちゃん向けの」服を仕入れて売り始めたのだが、どうも納得がいかない。……顔が、小さかったのだ。

「なんや存在感がなくてものたりへん。もっと大きな顔になれへんかなと思って」

自分のオリジナルでつくってみよう、と卸売会社に相談。「安い生地でええし、大きい顔でガオーッと動きのあるトラ柄の服をつくってや」と頼むと快諾してくれた。

一方で、買い付けも続けていたが、やがてオリジナルが7割を占めるようになった。現在も、「こうやってああやって、こういうふうにして」と身振り手振りでオーダーし、ヒョウやトラに面白い動きや表情があるデザインが完成している。

できた服は、とにかく派手だ。

トラの顔がインパクト大なカットソー(筆者撮影)

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【「何千円の世界でええんちゃうん」】

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