クリスマスディナーで「カウンターにスマホを置く」人は要注意!高級レストランで恥をかかずに贅沢を楽しむ方法をグルメジャーナリストが解説

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レストランにとって、前者は容易だが、後者は手間を要する。誰がどれを注文したのかを確認するとともに、同じ料理やお酒を複数人で嗜んでいた場合にどのように分割するかを確認しなければならないからだ。高級店であれば、まず個別会計に対応してもらえるが、スタッフが少なかったり、旧態依然としていたりするところでは、割り勘か一括会計となる。

支払い方法は事前に把握しておきたい。ほとんどのレストランがクレジットカードに対応しているが、資本を受けていない独立したばかりのレストランでは、現金のみに対応していることもある。その場合には、食事前に多額の現金を持参しておかなければならず、同行者にもその旨を伝えておく必要があるので注意したい。

子連れの受け入れは厳しい基準がある一方…

子連れの受け入れは、年齢と席のスタイルで大きく変わる。フレンチではたいていは小学生以上、場合によっては中学生以上や16歳以上からという厳しい基準がある一方、個室なら乳幼児から受け入れるレストランもある。

飲食店では客単価=1席あたりの売り上げが重要な経営指標となるだけに、大人と子どもそれぞれの人数、さらには、子どもには子ども用のメニューがあるのか、大人と同じコースやメニューを注文する必要があるかどうかを、予約時にしっかりと確認しておきたい。そうすれば、当日訪れた際に、双方のミスマッチはだいぶ減るはずだ。

ここまで紹介してきたように、高級店のマナーは時代の変遷によって変わる。ただ、重要となるのはやはり、レストランの方針を理解することとほかのゲストに配慮することだ。一流レストランはゲストに恥をかかせないということを念頭に置いている。したがって、スタッフとしっかりコミュニケーションをとっていれば、レストランにもほかのゲストにも迷惑をかけることがなく、一期一会の食事を楽しむことができるはずだ。

東龍 グルメジャーナリスト

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とうりゅう / Toryu

1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口で分かりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。

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