クリスマスディナーで「カウンターにスマホを置く」人は要注意!高級レストランで恥をかかずに贅沢を楽しむ方法をグルメジャーナリストが解説
ただ、許可されたとしても、フラッシュ撮影や連続撮影、長時間の動画、ほかのゲストの写り込みは基本的にNGだ。スマホやコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)はよくても、一眼レフは目立つのでダメなこともある。そして、料理は温度や香りが命なので、撮影するのであれば、あらかじめ構図を想定しておき、短時間で済ませることが重要。
食事中のスマホの扱いは、多くのレストランで明示的な禁止はない。ただ、同席者との関係性やその場の空気感を鑑みれば、最小限にとどめるのが最適解と言えよう。どうしても電話連絡が入るのであれば、着信してから中座するのではなく、通話する時間をあらかじめ決めておき、席を外してから通話するのがベストだ。
レストランは最高の状態で料理を提供しようとしているので、トイレのように予期できないものでなければ、できるだけ早い段階でいつどれくらいの長さで中座するのかを伝えておいたほうがいい。そうすれば、サービススタッフがキッチンスタッフと連携して、ベストな形で進行してくれる。
ワインの予算はどう伝える?
ワインの注文は、ペアリングであればソムリエにまかせればいい。ただ、ペアリングであったとしても、追加で注いでもらったり、複数から希望を聞かれたりした場合には、想定よりも値段が上がることがあるので留意すべきだ。ペアリングでなければ、グラスやボトルでオーダーすることになるので、好みの味わいや品種、気になる地域や生産者を挙げて、料理と合うか相談するといい。予算は口頭ではなく、メニューの値段を指差しすることでスマートに伝えられる。
会計もスムーズに済ませたい。テーブルの代表者が会計する“一括会計”であれば問題ないが、分ける場合にはふた通りある。ひとつめは人数分で分割する“割り勘(割り前勘定)”で、ふたつめは各人が注文したものを集計する“個別会計”だ。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら