クリスマスディナーで「カウンターにスマホを置く」人は要注意!高級レストランで恥をかかずに贅沢を楽しむ方法をグルメジャーナリストが解説

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訪問前で迷うのは服装だ。男性であれば、グランメゾンでもかつての「ネクタイ必須」はほとんどなくなり、いまはジャケットもしくは襟付きシャツを着ていれば、まず大丈夫だ。短パンやサンダルはNGで、食事中の帽子着用も好ましくない。

高級化が進んでいる日本料理や鮨ではフレンチよりもドレスコードはカジュアルだが、ある程度の清潔感は必須となる。一昔前であれば、そのレストランのドレスコードからあまりにも外れている場合には、ジャケットやネクタイを貸してもらえたものだが、現在ではあまり期待しないほうがいい。女性であれば、ドレス(ワンピース)が万能だ。それ以外の服装では、過度な露出は控え、場の雰囲気に馴染むような品のある装いであればいい。

スマホ“カウンターに置く”はNG

服装以外でもチェックポイントはある。鮨や割烹スタイルの日本料理では、一枚板のカウンターが“店の顔”なので、これを傷付けることがないように配慮したい。腕時計や指輪はダメージを与えることが多いので、外しておくことが賢明だ。傷を付けたからといって、後から費用を請求されたという話は聞かないが、留意しておきたい。

スマホやカメラも同様にカウンターに置くと傷を付けてしまうので注意したいところだ。スマホは1人1台以上持っている時代なので、カウンターを傷付けないようにと「スマホ置き」を用意しているレストランもある。その場合には、スマホはカウンターの上に直接置かず、スマホ置きの上にしっかりと置きたい。

香りについても気を遣う必要がある。特に日本料理や鮨では幽香が重要となるので、強い香水は控えなければならない。基本的に飲食店を訪れるのであれば、“香り”がするものはできるだけ持ち込まないことが推奨される。

撮影はかなり許可されるようになったが、その“寛容さ”がまた難しいところ。撮影について、全面許可、個室のみ可、静止画のみ可、お酒のボトルのみ可、スタッフ以外は可など、レストランによってルールが異なる。したがって、ダイニングエリアへ通されたときに「撮影してもいいですか」と聞いたほうがいい。

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