南海6000系、還暦超えた最古参車両「長寿の秘訣」 関西初オールステンレス、1周回って斬新デザイン

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運輸車両部の泰中直樹課長補佐は、引退時期の先送りについて「新型コロナウイルスの影響で車両新造が後ろ倒しとなったことが要因」と説明する。さらに「ノスタルジーなのか、無塗装にしたことなどによって結果的に6000系の人気が高まってきた」という。

通勤通学で活躍する一般車両らしいロングシートの車内(記者撮影)
【写真を見る】南海高野線で60年以上にわたって現役のオールステンレス車両6000系。無塗装のトップナンバーと通常デザインを並べて車両基地で独占取材。無塗装で非冷房車時代の6000系の走行シーンを記録した貴重な写真も

「みんなから愛されている」

千代田検車の小川担当区長は「年配の方だけでなく若いファンからも人気で『トップナンバーの6001号車の正面だけでも残してほしい』という声が多数ある。すごくみんなから愛されている車両なんやなあ、と思います」と話す。

関西でのオールステンレス車両の先駆けとして丈夫な体で生まれてきただけでなく、多くの人に親しまれる愛嬌を持ち合わせていることも長生きの秘訣になっているようだ。

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橋村 季真 東洋経済 記者

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はしむら きしん / Kishin Hashimura

三重県生まれ。大阪大学文学部卒。経済紙のデジタル部門の記者として、霞が関や永田町から政治・経済ニュースを速報。2018年8月から現職。現地取材にこだわり、全国の交通事業者の取り組みを紹介することに力を入れている。

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