「サウジアラビア」に行ったら"イメージ真逆"の最先端都市と絶景が広がっていた 2030年の万博・2034年のFIFAワールドカップ開催地

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エレファントノーズ
アルウラの観光地の一つ、エレファントノーズ(筆者撮影)
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最終的には2500万人を超える入場者数となり、盛況のうちに幕を閉じた大阪・関西万博。イタリア、アメリカ、フランスなどの日本人になじみ深い国のパビリオンももちろん大人気だったが、クウェートやサウジアラビアなど一般の日本人が観光に出かけそうもない「伏兵」のパビリオンに注目が集まったのも、今回の万博の特徴だったと言えよう。

その中でもサウジアラビアは、大阪の次の国際博覧会(登録博)の開催国ということが会期末が近づくにつれて知られるようになり、万博ロスに陥った人にとって「次のリヤド万博もぜひ行ってみたい!」「大阪の4倍の敷地面積ってどんなに広いんだ!」など、次期開催地サウジへの関心が高まっているように見える。

中には、「ところでサウジアラビアって観光で行けるんだっけ?」というポストも目にするようになった。

筆者は、たまたま昨年末からこの年始にかけておよそ1週間、サウジアラビアを観光で訪れたため、こうした声に対しては、「サウジアラビア、観光にもってこいの国です!」とぜひお勧めしたい。万博への関心が薄れてしまう前に、あらためて「サウジアラビアの観光の楽しみ」についてご紹介したい。

なお、渡航の際には外務省の「危険・スポット・広域情報」や「安全対策基礎データ」で現地の治安状況や宗教や文化の違い、持ち込み禁止物などを確認することをおすすめする。

サウジアラビアのイメージとギャップ

アラブの石油王、敬虔なイスラム国家、どこまでも砂漠が広がる国、あるいは往年の名画「アラビアのロレンス」……ざっとこんなところが多くの人のサウジアラビアのイメージだろうか?

もちろん、これらのイメージは間違っていない。今も現役の王様がいる「王国」であるし、国土の大半はアラビア砂漠である(ただし、「アラビアのロレンス」の砂漠シーンのロケ地はサウジアラビアではなく隣国のヨルダンである)。

発展著しい首都リヤドの市街(筆者撮影)
発展著しい首都リヤドの市街(筆者撮影)

とはいえ、いたるところラクダが主役の後進国ではまったくない。万博の開催予定地となる首都リヤドは、人口750万人。高層ビルが林立し、その合間を縫う片側4車線のハイウェイに、最新の日本車や韓国車が疾走するモダンな最先端都市であり、さらに第2の都市ジェッダで建設中の高層ビルは高さ1000mを超え、完成すれば世界一の高さになるとされている。

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