「サウジアラビア」に行ったら"イメージ真逆"の最先端都市と絶景が広がっていた 2030年の万博・2034年のFIFAワールドカップ開催地
大阪・関西万博のサウジアラビア館に併設されたレストランも好評だったが、旅行中、さまざまな現地の味を楽しむことができた。コメ、小麦、鶏肉や羊肉を使い、カルダモンやシナモンなどの香辛料をスパイスに使った香り豊かで多彩なメニューが提供される。
リヤドでは大勢で車座になって食べる伝統的な食事スタイルでもてなすレストランもあり、囲炉裏端に集まって食べた、かつての日本の食事のような懐かしさが感じられる。ジェッダには紅海の豊富な海の幸を使ったシーフードレストランもあり、食事に困ることはまったくなかった。
サウジアラビアの人が日本のことをよく知っている理由
さらに、サウジアラビアの「食」を際立たせているのは、イスラム教徒の巡礼者を迎え入れてきた「おもてなし」である。レストランだけでなく、ちょっとした店に入っても、まずはスパイスの利いたサウジコーヒーとナツメヤシの実であるデーツが大抵供される。それが店に入るある種の儀式のようにもなっている。
日本人がサウジアラビアのことをあまり知らないのに比してサウジの人々、特に若者は実は日本に詳しい人が多い。滞在中に現地の人と言葉を交わす機会が何度もあったが、彼らの口からはアニメの主人公だけでなく、日本人のゲームクリエーターの名前も頻繁に飛び出す。
アニメやゲームが遠い国と日本を結び付けているありさまを体感し、ソフトコンテンツの力を再認識させられる、そんな旅でもあった。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら