「サウジアラビア」に行ったら"イメージ真逆"の最先端都市と絶景が広がっていた 2030年の万博・2034年のFIFAワールドカップ開催地

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入国にはe-Visa(電子査証)などが必要だが、オンラインで簡単に取得できる。個人旅行も可能だが、おもに秘境系の旅行会社がサウジアラビアを巡るツアーをいくつも主催しており、不安な人はこれらに参加してビザは旅行会社に任せるのが安心かもしれない。

日本からのアクセスも比較的良好で、羽田・成田・関空などから中東のハブ空港(ドバイ、アブダビ、ドーハなど)まで飛べば、1回のトランジットを経てリヤドやジェッダまでのフライトは豊富にある。

夏は40度を超す暑さだが…

心配なのは暑さで、たしかに夏は40度を超すが、冬は比較的過ごしやすい。筆者が訪れたのは真冬だったが、内陸部のリヤドで昼間20度前後、紅海沿いのジェッダで27~28度で、猛暑の日本の夏よりはずっと快適だ。ちなみにリヤド万博は、その暑さを考慮してか秋から冬にかけての開催(2030年10月~2031年3月)である。

さて、首都リヤドでは、歴史を物語る施設として国立博物館と世界遺産ディルイーヤが見逃せない訪問先となるだろう。町の中心部にあるサウジ国立博物館は、彫刻、写本、岩絵など国内の至宝が一手に集められており、アラビア半島の歴史が概観できる。

リヤド郊外の世界遺産「ディルイーヤ」
リヤド郊外の世界遺産「ディルイーヤ」(筆者撮影)

ディルイーヤは現在の王室であるサウード家につながる第一次サウード王国の首都が置かれたところでほとんど廃墟になっていたが、近年急速に修復が進み、往時の都市遺構を見てまわれる。

「ブルーバードワールド」
巨大テーマパーク「ブルーバード・ワールド」の入り口(筆者撮影)

一方、2019年にオープンした巨大なテーマパーク「ブールバード・ワールド」も注目される。世界各地の観光地を模したエリアや水族館、遊園地などが組み合わさった施設で、規模も壮大だ。さらに、2027年にリヤド郊外にオープン予定の世界初の「ドラゴンボール」のテーマパークも気になるところだ。

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