【LM=ラグジュアリームーバーの価値と存在意義とは】2000万円級のレクサス「LM500h EXECUTIVE」が一部改良でさらなる高みを目指す意味
 
 
運転席と後席の間にはパーティションが設けられ、前席とのコミュニケーションは小窓を通して行う。そのパーティションには48インチのモニタースクリーンが埋め込まれている。
私はこのとき、運転席とともに、後席の、たっぷりしたクッションを持つシートでの移動も経験。
周波数感応バルブ付AVS(アダプティブバリアブルサスペンションシステム)のサスペンションのほか、レクサスとしては初となる後席専用のドライブモード(RearComfortモード)を採用していた。
さらに「体の動きを徹底的に分析したシート構造により、頭部の揺れ軽減と視線の安定化を実現した」ともうたわれていた。後席で、直線での加速や連続するカーブでの走行を経験しても、たしかに不快な感じは一切なし。当時の「LS」よりはるかに快適と思ったほどだ(最新のLSはとてもよくなった)。
広いがゆえの前席との距離感
 
ただ、パーティション越しになる前席が遠いので、話しかけるのにどうしよう、と戸惑ったのも覚えている。戦前の大型リムジンのように前席と後席の乗員が話せる伝声管とか、あるいは戦後のリムジンで見られたマイクロフォンなどと同等のシステムがほしいと思ったものだ。
パーティションにはめ込まれた液晶モニターのサイズも驚きだった。なにしろ48インチだ。しいて難をいえば、モニター位置がやや下すぎるかな、と思われるところか。前席とのコミュニケーションや前方視界のため、パーティション上部に小窓が設けられているので、その配置的にしようがないのかもしれない。





 
         
         
         
        
       
           
           
          
         
          
         
         
         
         
        












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