丸紅の特長といえるのが、出版業界との周到な関係構築だ。
始まりは、21年に発表された1本のプレスリリース「講談社、集英社、小学館と出版流通改革を実現する新会社設立に向けた協議開始について」だった。翌年には、実際に各社と合弁企業を設立。AI(人工知能)やICタグなどを活用した出版流通改革に取り組んでいる。
一方で、丸紅は業界の課題解決に限らず、成長領域である海外展開での事業機会も模索してきた。結果として、MAG.NETのトップには、講談社の野間家と並ぶ出版業界の盟主・相賀家出身の小学館社長、相賀信宏氏自らが就任した。小学館側の本気度もうかがい知れる。
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