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かつて、ペットといえば「犬か猫」が定番だった。
けれど今、都市部を中心に静かに広がっているのが、“犬猫以外”の動物との暮らしだ。集合住宅でも飼いやすく、共働き世帯や単身者、子育て中の家庭など、多様な生活スタイルに寄り添う存在として注目されている。
この連載では、そんな「ワンでもニャンでもない家族」と暮らす人々の物語を通して、制約の多い日常のなかで育まれる、ささやかだけれど「たしかな」つながりを見つめていく。
第6回となる今回は、クサガメと猫と暮らす女性に話を聞いた。
大の仲良しになったクサガメと子猫
真夏の炎天下、アスファルトで干からびているクサガメを拾ったあめちさん(仮名)。警察に届け出たものの、外来種なので野生へ還すことはできず、「飼い主が見つからなければ保健所に連れていくしかない」と言われたことから、自宅で飼うことを決意した。
最初は爬虫類が苦手だったが、次第にひょうきんな顔立ちやコミカルな動きに惹かれていった。甲羅の年輪から、拾った当時3歳前後だったと推定される。クサガメは大きくなったとしてもA4サイズ程度で、適切に飼育すれば20年以上生きる個体もいる。
『ケロロ軍曹』に顔が似ていることから『軍曹くん』と名付けられたその亀は、雪がちらつくクリスマスに迷い込んできた子猫、『小雪ちゃん』と大の仲良しになっていった。
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