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ビジネス #渋イイオフィス探訪

商店街も会社も屋上庭園もある「ひとつの街」だ…皇居のすぐ側、地下に"巨大な異空間"がある「生きた名建築」の真相

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地下1階には、旧社員食堂をリニューアルしてつくられた新しいオフィスフロアもあるという。

最新オフィスの一角で竣工当時の面影を残す「データ管理センター」

貴重な記事原本や書籍を保管し、デジタルアーカイブ化を進める「データ管理センター」(筆者撮影)

3階の一角にあるこのスペースは、今も竣工当時の面影を残す、社内で唯一の場所だという。最新のオフィスももちろん魅力的だが、こうした質実剛健な空間もまた“渋イイ”。

奥の書架には、過去に行われていた記事の切り抜きが特注の箱で保管されている(筆者撮影)

現在はデジタルアーカイブで検索することが多いそうだが、特に訃報記事など、早急に過去の紙面を確認する必要がある際には、ここから過去の記事を探し出すことが今もあるという。

毎日新聞の社屋に関する小箱の中には、パレスサイドビル竣工当時の記事も収められていた(筆者撮影)
2~4階の北側は首都高がすぐそばを通るため、防音のために分厚いガラスブロックが使われている(筆者撮影)
この扉の奥には、明治時代からの貴重な新聞の原本が適切な温度・湿度管理のもと保管されている(筆者撮影)

もともとこのデータ管理センターの場所は、活版印刷(かっぱんいんさつ)用の活字で組み版作業をしていたエリアだったそうだ。

活版印刷とは、鉛製の活字をひとつひとつ並べて組み版をつくり印刷する、コンピューター登場以前の印刷手法である。

ここ毎日新聞社では、平成元年(1989年)まで続けられた。

アートウォールに飾られた、鉛の活字を鋳造するための金型(筆者撮影)

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