エンタメのプロが納得の分析… 「女性向けアダルト配信動画」がもっとも視聴されるのは何曜日?
この友人の会社の場合もそうでした。どんな動画にしたいのか尋ねてみると、テーマは「わが社が求める人材」。実際に求めている人材を聞いてみると、「明るく快活」「やる気がある」「時間を守る」などさまざまな条件が出てきます。
それを聞いて僕はシンプルに驚き、思わず「それって、本当に就職希望者が知りたいことなの?」と聞き返しました。
「どんな人材を求めているか?」は、採用系コンテンツによくある内容。企業側が求める人物像を伝えれば、それに反応した応募者が来てくれるから、採用後のミスマッチが避けられるという利点はあると思います。
でも、それは、企業側が伝えたい情報であって、残念ながら就職希望者が本当に知りたい情報ではなさそうです。もちろん、コンテンツの1つとしてあってもいいのですが、前面に打ち出すものではないでしょう。
何より、どこの会社も同じような内容になってしまって、就職希望者だって飽き飽きします。どの会社も同じに見えていては選べません。
就職希望者が知りたいことは「求められる人物像」より、もっとシンプルなものだと思います。たとえばすぐに思いつくのは、「給料はどのぐらいか?」「休みはどのぐらいあるのか?」あたりでしょう。でも、これはテキストでも伝えられるものです。
入社後の「ミスマッチ」も避けられる
では就職希望者が動画でいちばん知りたいことは?
「どんな人が働いているのか」「実際に働いたときの職場の雰囲気」などの人間関係や雰囲気ではないでしょうか。
でも、職場の様子をそのまま撮影しても、就活生もわかっているはずです。カメラに映っているのは、就活生に向けたよそ行きの姿であることを。
そこで僕は、「離職の理由(ミスマッチ)を解決」をテーマに動画をつくることを提案しました。
意気揚々と入社したはずの人がなぜ職場を離れたのか。その解決策として実際の現場を見せれば、人間関係や雰囲気がつかめると考えたのです。


















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