今ではすっかり街の風景が変わってしまったが、昔から住んでいる人たちの気風はそのままだ。
「祭りが好きで、みんな気さく。ひとことで表現すると“温かい街”ですね。下町的なコミュニケーションを求めているような人たちには住みやすい街だと思います」(佐古田さん)
祭りが行われているこの日は、街全体に活気があるように感じた。でも、平日はひっそりとしていると住民たちは言う。それが悪いというわけではない。
「観光客が増えすぎるのも考えものでしょ、にぎやかすぎても落ち着かないし、かといって静かすぎてもさみしい。この街は、そのちょうど真ん中くらいが似合ってるんですよね」(地域住民)
再開発の進むシーサイドと、旧東海道の面影を残す横丁。どちらも品川の今を形づくる両輪だ。便利さとぬくもり、その両方を求める人には、まさに「住むとちょっといい街」なのである。
街の様子






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