50代日本人が《イギリス留学》で"人生"考えさせられた。大人だからこそできる贅沢な「学び直し」で、チェルトナムとオックスフォードを満喫!
Oxford International Study Centre(以下、OISC)は、オックスフォード大学の主要カレッジのひとつ、クライスト・チャーチのすぐ近くという立地にあり、その建物も歴史的価値のある保存指定建築物に指定されています。
06年の創立以来、世界中から学生を迎えてきたOISCには、通常の英語コース、試験対策コース、進学準備コースなどの他に、大人向けコースも充実しています。
学校の近くにあるオックスフォード最大の書店、Blackwell's Bookshopは圧巻の品揃えで、ここが文学的な拠点であることを実感します。

筆者が注目したのは、「Art and Architecture(芸術と建築)」や「British Culture and English(英国文化と英語)」といった、一般的な語学留学とは一線を画す教養型プログラムです。
50代以降の受講者に人気なのが、午前中は英語レッスン、午後は美術館や大学施設の見学、週末には郊外の歴史的建造物を訪ねるといった学びのスタイルです。
特に、アートや建築を学ぶ専門プログラム「芸術と建築」では、ウィリアム・モリスやラファエル前派をテーマに、現地カレッジでのスケッチ講義まで行われるそうです。
プログラムによっては、現地の大学カレッジの中で講義が行われることもあり、通常の語学学校では味わえない本物の「オックスフォード体験」ができるのも大きな魅力です。
運命めいた不思議な体験をした
筆者は今回の滞在中、オックスフォード大学(Lady Margaret Hall)内のゲストハウスに宿泊していたのですが、少し不思議な体験をしました。
仕事を終え、キャンパス内を散策していると“ある細い道”に複数の人が入っていくのを見かけて気になり、私も好奇心から中に入っていきました。そうすると、そこには自然豊かな公園Oxford University Parksが。
なんとなく道なりに1キロほど歩いていくと、池のほとりに素敵なベンチがあり、そこには「J.R.R.トールキン」の文字が。私の好きな映画『ロード・オブ・ザ・リング』の原作者のベンチだったのです。映画のワンシーンに入り込んだような運命的なご縁を感じながら、オックスフォードを五感で満喫する時間となりました。
街中でのランチの席では偶然、台湾の元IT大臣であるオードリー・タン氏と遭遇したりするなど、この街ならではの知的な出会いの連鎖を実感する機会がありました。
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