50代日本人が《イギリス留学》で"人生"考えさせられた。大人だからこそできる贅沢な「学び直し」で、チェルトナムとオックスフォードを満喫!

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いよいよ午後は、スードリー城とウィンチカム村へとバンで向かいます。今回のコースに参加していたのは、全員日本人でほとんどが60歳以上の方々。みなさんイギリスやコッツウォルズがお好きで車内では自己紹介とその話ですぐ打ち解けます。

チェルトナム市内から車でコッツウォルズの丘陵を越え、小さな村ウィンチカムへと向かう道すがら、石灰岩の丘と羊の群れが広がる風景が目に入ります。

ウィンチカムでは、コッツウォルズの伝統的な石造りの建築やハーフティンバー様式の家屋が並び、静かな通りにアンティークショップや地元の商店が点在しています。

スードリー城(Sudeley Castle & Gardens)に到着しました。1000年以上の歴史を秘めた石造りの城は、エリザベス1世やヘンリー8世ゆかりの逸話を多く抱えており、現在も女王の眠る城として知られています。

ガイド役を務める先生曰く、ヘンリー8世最後の妻キャサリン・パーのゴーストが出るというイギリスらしい逸話まであるらしく、歴史の一部を五感で体感することができます。

城の敷地内には10の庭園が点在していて、息を呑むほどの美しさです。中でもヴィクトリア朝様式の「Queens Garden(女王の庭)」は100種以上を超えるバラが咲き誇ると言います(残念ながら今回はシーズンオフでほんの少しだけでした)。

エリザベス1世のドレスの柄を模したというノット・ガーデン(迷路風花壇)は、イギリスの古典的造園を彷彿とさせる繊細な剪定が印象的。城の廃墟や礼拝堂、回廊の跡を歩きながら、歴史とその伝統を肌で感じることができました。

ノット・ガーデン
ノット・ガーデン(筆者撮影)

上品な街並みとコッツウォルズの長閑な自然、イギリスらしい歴史を感じることのできるチェルトナム。リピーターが多いのも納得です。

オックスフォードで学び、つながる留学体験

筆者が次に向かったのはオックスフォードです。

チェルトナム・スパから電車で約2時間。世界有数の学術都市として知られるこの街では、大人が自分のペースで学びを深める“知的な留学”が静かに広がっています。

そんな大人向けのプログラムを展開している語学学校があります。

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