「けっこう力仕事ですよ。でも体が慣れているからね。あっという間にやっちゃいます」
1日の作業を完了して、2階のリビングにあがると19時半を過ぎている。ようやくひと息いれてから、20時に入浴。毎日必ず入浴剤を入れて湯船に浸かっている。
その後、スキンケアやストレッチをして、22時に就寝。
繰り返しになるが、このルーティンを「90歳」が毎日やっているのだから驚きだ。自民党の高市早苗新総裁ではないが、「働いて働いて働いて働いて働きます」を地で行く栗原さんなのだ。

「韓国コスメ」やファッションが大好き
忙しい日々の中でも、メイクとファッションは楽しみな毎日のルーティンである。化粧品は真紀さんが、栗原さんの好みそうなものをあれこれとネットで買ってくれるという。最近のお気に入りは、「韓国コスメ」。
「ツヤが命」という栗原さんが愛用するのは、若い女性にも人気の「ByUR(バイユア)」の化粧下地だとか。

クローゼットには赤、白、青、黄、茶、紫、緑……あらゆる色の洋服が揃っている。以前は百貨店に出かけてショッピングを楽しんでいたが、今はもっぱらカタログ通販を利用している。
「洋服はその日の天気や気分で選んで、毎日違うものを着ます。洋服選びは楽しいわね」
取材の日は真っ赤なチュニックに白いパンツ。鮮やかな色を着こなし、きれいな姿勢ですらりと立つ。
目も耳も現役。老眼鏡なしで新聞を読み、耳も不自由はない。
「厨房で料理をしていても、常にホールの様子に耳をこらしているからね。悪口だってなんだって聞こえちゃうんだから(笑)」

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