「のんきに生きて」いるとは思えない栗原さんの1日は、毎朝6時の体操からスタートする。
ベッドに仰向けに寝たまま、両腕を頭の上まで思い切り上げ下げ50回。両足をベッドから浮かせてバタ足。終わったら片足ずつ天井に向かって上げ下ろし。左右それぞれ50回繰り返す。
それから起き上がってベッドの縁に座り、両足を揃えて上げ下げ50回。次に両腕を肩まで上げて、指の腹に力を入れて頭皮をガーッとマッサージ。肩と腕全体をよく動かしながら15分。最後は両耳をぐいっと引っ張る。
ここまで終わったら、ルーフバルコニーへと移動。朝日を浴びながら全身を動かす体操をして、最後は大きく深呼吸。

「体操はだいたい1時間くらいだね。全部、自己流よ。体のどこを動かしたら気持ちがいいか、楽になるかを考えながらやっています。ルーフバルコニーは20畳くらいあって、2階だけど周辺に高い建物がないからすごく見晴らしがいいの。体操が終わったら、椅子に座ってちょっと一休みするんです」
空を見上げて、22年前にがん闘病の末に亡くなった長男に話しかけて、心を整える。
店を開けたら19時まで休みなし
体操が終わったら、栗原さんの頭は仕事モードに。
まず同居する娘の真紀さんに教えられたお手製レモン水をごくごくと飲む。無農薬レモン2~3個をくし切りにして1.5リットルのポットに入れ、温泉水を注いだもので、疲労回復やレモンに含まれるクエン酸には抗がん作用があると言われているという。
「このおかげで疲れないし、体調もいい」と、朝晩愛飲している。

無料会員登録はこちら
ログインはこちら