なぜ東大生は計算が速い?「リニア(時速500km)は、 人間が歩くスピード(分速80m)の何倍速いか」を暗算で出す数字の思考法

(画像:w-ken0510 / PIXTA)
数字に強い人とそうでない人。いったい何が違うのでしょうか?
実は、「数字に強い」というのは、ただ生まれ持ったセンスがあるというものではないのです。計算の仕方を工夫したり、数字の捉え方をほんの少し変えてみるだけで、誰でも「数字に強い」人になれるのです。
実は、「数字に強い」というのは、ただ生まれ持ったセンスがあるというものではないのです。計算の仕方を工夫したり、数字の捉え方をほんの少し変えてみるだけで、誰でも「数字に強い」人になれるのです。
この記事では、『数字に強くなる30のトレーニング』(TAC出版)を上梓した西岡壱誠さんが、計算のテクニックをご紹介します。
リニアの速度は人間が歩く速さの何倍?
突然ですが問題です。
リニア中央新幹線の速度はおよそ時速500km。一方で、人間が歩く速度はおよそ「分速80m」とされています。このとき、リニア中央新幹線の速度は、 人間が歩く速さのおよそ何倍でしょうか?
これをパッと解けるなら、あなたは数字に強い人。計算は面倒くさいし、どう計算するかも迷ってしまう……そんな方も多いのでは。東大入試では文系学生にすら100分間の記述式数学試験が課されます。ここでは700回以上もの四則演算が必要とされ、思考力だけでなく単純な計算力もまた重要になる。
たいていの東大生ならば、この問題は紙とペンがなくても暗算でサッと解いてしまうでしょう。それは、計算の速さだけでなく、方針を立てる速さが段違いだから。彼らは数字ではなく「単位」に着目しています。視点を変えるだけで誰でも計算マスターになれる「単位換算のコツ」についてお伝えします。
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