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ゲオモバイルは画面割れも買い取り2087人の相談員が支える。中古スマホ市場は6年連続過去最高で2029年に400万台突破予測

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  • 石井 徹 モバイル・ITライター
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この成長を支えるのは、消費者の価値観の変化だ。ゲオが8月に実施した調査では、新品スマホの8万円以上という価格を「高すぎる」と感じる人が7割に達した。スマホ選びの決定要因でも価格を重視する人が多数を占め、最新機種を選ぶ人は5%弱にとどまった。

ゲオの調査によると、新品スマホが8万円以上で「高すぎる」と感じた人は7割に達した(筆者撮影)

モバイル販売促進部ゼネラルマネジャーの藤巻亮氏は「最新機種から最適な選択へと価値観が移り変わってきている」と分析する。microSDスロットやホームボタンなど、新機種では省かれた機能を求める声も根強い。2025年上半期の販売ランキングでは、iPhone SE(第3世代)やiPhone 13が上位を占めた。

ゲオのスマホの販売ランキング。iPhone SE(第3世代)やiPhone 13など世代が古い製品が並ぶ(筆者撮影)

価値観の変化は、用途の多様化にもつながっている。「2年後に端末を綺麗な状態で返却するのは子供には難しい。最初は中古でいい」という保護者や、仕事用とプライベート用で2台持ちするビジネスパーソン、ゲーム専用機として購入する層など、それぞれの事情に応じた需要が生まれている。

2087人の「スマホ相談員」が支える接客品質

ゲオは「スマホ相談員」と呼ばれる独自の資格制度を設け、基礎的な「モバイルアドバイザー」と上級の「スペシャリスト」の2段階で専門性を認定している。

認定試験は知識テストと接客ロールプレイングで構成される。知識テストでは、スマホのOSや料金プラン、データ移行方法などの実務知識50問を30分で解答する。接客ロールプレイングでは、顧客のニーズを引き出し最適な提案につなげる能力を評価する。

接客ロールプレイングを披露するゲオモバイル錦糸町マルイ店店長の氷見木綿子氏(筆者撮影)

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