「このサイズ、オンラインならあるんですが…」は死語に? ユニクロ並みの購買体験を日本全国にもたらすかもしれない《買い物革命》の震源地

「このサイズ、オンラインならあるんですが……」
気に入った服を見つけたのに、店員からこう言われた経験は誰にでもあるだろう。同じブランドなのに、なぜ店舗とオンラインがこれほど分断されているのか。
だが、こうした不満も最近は徐々に解消される方向に向かっている。
例えば、ユニクロでは店舗在庫をスマートフォンで確認でき、オンラインで購入した商品を店舗で受け取れるようになった。サイズが合わなければその場で交換。店舗で試着した商品を、後でオンラインから購入することも可能だ。ポイントも店舗とオンラインで共通化され、購入履歴も一元管理されている。
眼鏡ブランドのZoffでは、オンラインで選んだフレームを店舗で調整し、度数を合わせられる。家具大手のニトリでは店舗とオンラインのどちらで買っても、購買履歴を1つのアプリで確認できる。
静かに進む日本の「買い物革命」
この変化の背後にあるのが「ユニファイドコマース」である。これは「オムニチャネル」の次の段階だ。在庫、顧客データ、ポイント、購入履歴が一元化され、利用客はチャネルを意識することなく買い物ができる。
複数の販売チャネルをつなぐオムニチャネルから、最初からすべてを1つのシステムで統合管理するユニファイドコマースへ――。この流れをさらに加速させるかもしれない”変化”の兆しが起きている。
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