神戸電鉄の名車「往時の姿」取り戻したファンの愛 有志によるクラファンで「デ101号車」を復元

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2度目のCFは目標を3段階に分け、「前面窓(両側)の復元」「側面扉(両側)の復元」「側面窓(両側)の復元」を主な内容に据えた。

結果、支援総額は第1目標である200万円を大きく上回る426万円に到達。550万円という第2目標には届かなかったものの、その後の神鉄や施工会社との調整を経て、「それぞれ片側の前面窓・側面扉・側面窓の復元」が行えることとなった。片側はほぼ製造当初、もう片側は最末期と、2つの姿が見られるかたちだ。

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パンタグラフ上げた姿もお披露目

2度目のCFを受けた復元工事は2025年3月に完了。8月には支援者などへのお披露目が行われた。今回の工事ではパンタグラフの絶縁工事も行われ、展示時に架線の電流を遮断することなくパンタグラフを上げられるように。ヘッドライトを点灯させた姿は、まさに往時を彷彿とさせるものだった。

神戸電鉄 101号車
屋根部分もお色直しされた。ヘッドライトは点灯可能だ(撮影:伊原薫)
【写真をもっと見る】パンタグラフは上げた状態で展示ができるよう、絶縁工事が施された
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