神戸電鉄の名車「往時の姿」取り戻したファンの愛 有志によるクラファンで「デ101号車」を復元

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「ご支援いただいた皆様が笑顔で撮影しているのを見て、私たちも嬉しくなりました。これほどまで皆様に愛されているデ101号車を、少しでも長く保存できるよう、私たちも引き続き努力してまいります」(森本さん)

そしてもちろん、「まもり隊」の最終目標はまだ先にある。

神戸電鉄 101号車
後継の入れ換え用機械はデ101号車のデザインも受け継いだ(撮影:伊原薫)
【写真をもっと見る】神戸電鉄の開業間もない当時を知る生き証人ともいえる車両「デ101号車」。営業運転に就いていた晩年の姿。そして引退後、長い時を経て往年の姿を半分取り戻した名車の外観と車内を見る(21枚)

復元はまだまだ道半ば

「もう片面の復元、さらには車内の復元と、取り組むべきことはまだまだあります。また、鉄道ファンはもちろん、沿線に住む皆さんなど多くの人々にデ101号車の存在を知っていただくとともに、鉄道の大切さについて考えるきっかけになればと思っています。今後も神鉄さんとともに、少しずつ歩み続けてまいります」(米倉さん)

4年後には100歳を迎える、デ101号車。その時どんな姿となっているのか、今から楽しみだ。

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伊原 薫 鉄道ライター

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いはら かおる / Kaoru Ihara

大阪府生まれ。京都大学交通政策研究ユニット・都市交通政策技術者。大阪在住の鉄道ライターとして、鉄道雑誌やWebなどで幅広く執筆するほか、講演やテレビ出演・監修なども行う。

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