他人から好かれる「人間性」を身につけるには? 誰でもできる"極めて重要な行動"を哲学研究者が伝授

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会話するエンジニア
「人間性」は、他人との対話を通して経験を共有することで養われます(写真:Jake Images/PIXTA)
人と喋っているだけで意図せず滲み出るもの、それは「人間性」だ。多くの人から好かれる人は、優れた人間性を持っていることが多いだろう。
それでは、人間性を豊かにし、磨くためには、どのようにすればいいのか。そのカギは、「経験の共有」にあるのだという。
哲学研究者の山野弘樹氏の著書『対話の思考法 相手とぶつからないコミュニケーション』(角川新書)から、一部抜粋・再構成して紹介する。

「人間性」の正体とは

私たちには、一人ひとり「人間性」が備わっています。人間性とは、その人の考え方・感じ方・行動の仕方の総体です。

例えば、あるテレビ番組やYouTubeの動画を視聴したときに、その人がどんな反応をするか……それは人間性に関わる話です。他にも、困っている人を目の前にしたときや、少し意地悪なことを言われたときに、その人がどんな反応をするのか……それも人間性に関わる話です。

私たちはその人の振る舞いやリアクションを見て、その人の人間性を推察します。そして人間性の波長が合えば、その人と近しい間柄になりたいと思ったり、その人を推したくなったりするのです。

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