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中国とロシア、天然ガス「新パイプライン」建設へ 全長6000キロ超、中国のガス調達の構図が一変

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新たなパイプラインは、中国では「中ロ西線」と呼ばれている。そのルートはロシア西北部のヤマル半島を起点に、モンゴルを通過して中国の新疆ウイグル自治区および華北地方に至るものになる予定だ。

中国はロシア産エネルギーの調達を増やし続けている。写真は2019年に稼働した「中ロ東線」の天然ガスパイプライン(国家石油天然気管網集団のウェブサイトより)

年間500億立方メートルという輸送能力は、2024年に中国が消費した天然ガスの約12%、同年の天然ガス輸入量の約28%に相当する。実際に建設されれば、中国国内のガス供給に影響を及ぼすのは必至だ。

ロシア産のシェアが約2割に

ロシア産の天然ガスを中国に輸送するパイプラインは、シベリアから黒竜江省を経て上海市に至る「中ロ東線」(ロシア名は「シベリアの力1」)がすでに稼働している。そこに中ロ西線が加わると、ロシアから中国への(パイプラインを通じた)ガス供給能力は年間1000億立方メートルを超える見通しだ。

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複数の研究機関の推計によれば、中国の天然ガス消費量は2024年の約4261億立方メートルから、2030年には約6000億立方メートルに増加する。

仮に中ロ東線と中ロ西線がフル稼働した場合、総消費量の2割弱をロシア産が占める計算になる。それは(液化天然ガス[LNG]の輸入を含む)中国の天然ガス調達の構図を一変させることになるだろう。

(財新記者:羅国平)
※原文の配信は9月5日

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