揖保乃糸「パッケージ通りに湯がけば別格の味!」年間1億8000万食の圧倒的シェア、SNSで愛され続ける120年ブランドが"夏の王者"であり続ける訳

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筆者も初めてレストランで食べたが、冷たくキュッと引き締まったコシの強さには目がまるくなり「これは別物ですね」と思わず口にした。平田さんの言うように、湯がきたては別格の美味しさだ。

「パッケージの通り」を忠実に守っている人は、意外と少ないのではないだろうか。2束は大抵ひとり分。家族が多いと何度も湯がくことになり面倒に感じるかもしれないが、一度厳密にやってみてほしい。きっとあなたのそうめん観が変わるはずだ。

たまとろそうめん
レストラン「庵」人気メニュー・たまとろそうめん(1100円)。キュッと引き締まった揖保乃糸があっさりしただしと絡まり、爽快な喉ごし(※冬季は温かいだしで提供)(筆者撮影)

子どもも大人も楽しめる「スライダー流しそうめん」

そうめんの里は、ほかにも楽しめる仕掛けが盛りだくさんだ。中庭ではそうめん流し利用者の特典として「スライダー流しそうめん」ができる。夏だけのサービスかと思いきや、3月~11月と意外と長い期間楽しめるのもポイントだ。

流しそうめんを食べる子ども
そうめんが流れてくると(筆者撮影)
流しそうめんを食べる子ども
大人も子どもも、思わず笑顔に(筆者撮影)

その涼しげな見た目もさることながら、食べるまでの遊び感覚も楽しい。流れてきたそうめんを「うまく取れた!」という小さな達成感が、子どもも大人も夢中にさせ、楽しい思い出として残ることだろう。

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