「貧乏だけど、港区に住んでて良かった…」 やや貧乏な初老夫婦が「港区の保養所」を訪れた顛末。メシも宿も最高、コスパ良好すぎた!

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素泊まりのような価格なのに夕飯には立派な会席料理がでてきました。この安さの秘訣は港区の保養施設を利用したことにあります。しかも自宅のほど近くから直通バスに乗るだけで現地まで行けるので、乗り換えの手間もなく、夫の体調を考えても安心です。

ということで、今回のエッセイは港区民保養施設「港区立 大平台みなと荘」を満喫した、やや貧乏な初老夫婦の記録です。港区だけでなく中央区や渋谷区など、東京都のいくつかの区には、保養施設を運営している自治体があります。意外と知られていないけれど、実はお得な自治体のお宿のレポートをお届けします。

港区民だけの特権!? 箱根旅行が1泊9000円

港区民保養施設大平台みなと荘の共有スペース
港区民保養施設大平台みなと荘の共有スペース。ガラス越しの庭もしっかり手が行き届いていました(筆者撮影)

港区に保養施設があることを、在住者・在勤者でも知らない人がほとんどではないでしょうか? 積極的に発信している訳ではないため、自治体が発行している広報誌や掲示板を読んだり、意図的に自治体のサービスをネットで探したり、誰かに教えてもらわない限り、知ることは難しい気がします。

筆者は、2年前から通っている陶芸教室のマダムたちに教えてもらいました。インターネットが普及する前から港区で暮らしている彼女たちは、お得情報に精通していて、親しい人にだけ伝えてくれるのです。

調べてみると、なんと1泊2食付きで1人9000円。ビジネスホテルの素泊まりのような価格で、箱根の温泉付きのお宿で豪華な会席料理が食べられることがわかりました。しかも65歳以上なら、3200円に減額した特別料金で泊まれる制度まであるとのこと。

ギャラリースペース
連絡通路はギャラリースペースとして活用されていました。壁沿いに港区民の作品がズラリ(筆者撮影)

公共サービスの底力……、いや、港区の懐の深さ恐るべしです。「港区で石を投げれば社長に当たる」なんてジョークもあり、日本一の平均年収を誇る街でもあります。

我が家の隣にそびえ建つタワーマンションには、いかにも金持ちそうな人たちが出入りしているのですが「ご近所さんとはいえ、私たち夫婦とは何の接点もない」と、思っていたのです。

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