「ダイエット中だけどラーメンが食べたい!」→食べてOK! キツい筋トレも0! 日体大教授が教える"痩せ方"

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世にパフォーマンスを競う競技は数々ありますが、体そのものの見た目を競う競技はボディビルしかありません。ボディビルダーは、見た目をよくする技能を日々磨き上げ、世界中の情報を収集し、自らの体で実践しています。

そんなダイエットのプロであるボディビルダーが、くびれ・腹筋作りのために腹筋トレーニングをやらないのです。かく言う私も、ほぼ腹筋せずに大会に出場します。

ダイエットのプロなら誰しも、腹筋をやれば、腹はくびれず、かえって理想から遠ざかることを、よくわかっているのです。ちまたに痩せる方法は山のようにあります。しかし、見た目がよいまま、精神的ストレスもリバウンドもなく腹周りの脂肪を落とせるダイエット法は「除脂肪食」のみです。

なぜダイエットに挫折するのか

持続できる方法とは、ストレスで爆発して、反動(キレ食い)を起こすことがない方法と私は考えています。では、何が自分にとって大きなストレスになり、爆発の引き金になるか。それは人それぞれです。だからまず、自分を見つめなおすことが大切。

例えばラーメンが大好きな人が「ラーメンはダメだ。あれは油と塩のスープに糖質の麺が入っているだけだ。チャーシューも脂がギッシリ詰まっている」そう言われて食べなくなると、確かに痩せます。

でもストレスがたまって、いつか必ず爆発して大量に食べてしまう。これがキレ食い、ドカ食いです。これを起こすと、間違いなくダイエットは失敗します。

どうしても食べたい場合は、「ノンフライ麺」の記載があるものを選び、ビタミン・ミネラルの豊富な野菜や海藻をトッピングすれば食物繊維が豊富で、血糖値の急上昇を防ぎ、満足感もアップ!

ラーメン自体を禁止する必要がない証拠として、同じメーカーのノンフライ麺と、ノーマル麺の栄養価を比較してみましょう。

人気の定番商品「カップヌードル レギュラー」が1食78g・脂質14.6g・351kcalに対して、ノンフライ麺「麺職人丸鶏ガラ醤油」は1食87g・脂質4.2g・283kcal。ラーメンを食べたい欲に押しつぶされる必要はありません。

ストレスを取り除くとは、自分にとって何が幸福かを考えること。結局人間は、幸福なことがないと続けられません。もちろんストレスをすべて取り除いて自由に飲み食いしていては、ダイエットになりません。

好きなものを食べるという幸福、なりたい身体になるという幸福。だから「ある程度」の節度や調節は必要なのです。

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