「家中が排泄物まみれ」に唖然…R-1王者・三浦マイルド(47)、認知症の母との日常を追ったドキュメンタリーを観て感じた歯がゆさ

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母の介護をする三浦マイルドさん(画像:FNSドキュメンタリー大賞公式より)
母の介護をする三浦マイルドさん(画像:FNSドキュメンタリー大賞公式より)

「この(広島弁)講座を通じまして、広島弁が素朴でかわいい言葉だということをみなさんに知っていただきたいと思います。まずは、こちらから。『おどりゃあ』ぁぁ~~!!」

8月4日深夜に放送されたドキュメンタリー『笑いと償い マイルド故郷に帰る ~認知症の母が教えてくれたこと~』(フジテレビ)は、『R-1ぐらんぷり2013』で優勝した当時の三浦マイルドがフリップネタ「広島弁講座」を披露するシーンから始まった。

同番組は、「第34回FNSドキュメンタリー大賞」のノミネート作品。テレビ新広島が制作し、すでに広島地区では今年5月に放送されている。昨年2月、認知症が進行する母親の介護のため地元・広島県江田島市に戻り、活動を続ける三浦の模様を追ったものだ。

2年前、目の前の光景に唖然

『R-1』王者となって紙吹雪を浴びる映像が終了すると、一転して今度は雑巾で実家の床を拭く現在の三浦に切り替わる。奥の部屋には、1日の大半を布団の中で過ごす母親。2年前、片付け切れないほどの物とゴミで溢れかえり、家中が排泄物まみれの光景に唖然とした。母親はやせ細っていた。

共同生活を始めると、一口食べたハーゲンダッツが放置され、ブヨブヨになった紙カップが並ぶようになった。「冷凍庫に入れて」と何度注意しても直らず、風呂に入れようとすれば拒絶される日々。それでも、「姥捨て山に母親を捨てたような罪悪感」から目を逸らして活動していたという三浦は、根気強くコミュニケーションを図っていく――。

三浦は、母子家庭で育ったひとり息子だ。幼少期、ダウンタウンに魅了され芸人の道を志した。関西の大学を卒業後、大阪NSCに入学。母親に「不安定な職業」だと反対されたが、その声にそむいて夢を追った。

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