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「福山の下ネタは通常運転」「アップデートできてないおじさん多すぎ」と賛否…福山雅治「不適切会合」での振る舞いが許されなかった根本理由

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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こうした人たちに対して、「コンプライアンス意識が希薄だ」「時代の変化に対応できていない」といった批判がでてきている。

それは事実ではあるのだが、それだけとも言いがたいように思える。相次いで問題が起きる要因として、3つの点が考えられる。

1. コンプライアンス基準が厳しくなっている
2. 人によらず、同一の基準が適用されるようになった
3. 特定のコミュニティ内での言動がコミュニティ外にも晒されるようになった

それぞれについて見ていきたいと思うが、その前に誤解を招かないように断っておきたい。

上記の方々の行為に問題があったのは事実だが、その内容は千差万別で、同列に扱うのは好ましくない。特に福山雅治さんの事案は、セクハラ行為とは断定できないケースであり、過度に糾弾されるべきではないと考えている。

所属事務所は、福山さんが「女性セブン」のインタビューに応えたことを報告した(画像:アミューズ公式サイトより)

現在の基準で過去の行為を断罪するのは好ましくない

本題に戻ろう。1つ目に関しては、広く認識されている。筆者も50代前半だが、社会人になった1990年代と現在とでは、コンプライアンス基準の厳しさがまったく異なる。

1990年代では、異性に対するボディタッチは普通に行われていたし、会食の場に限らず、下ネタを言う人は多数いた。しかし、そういう人が注意されることは、よほどのことがない限りはなかった。

芸能人に限らず、多くの中高年世代は意識のアップデートを行い、時代の変化に適応しようとしているのだが、意識を変えようと思っても、刷り込まれた意識を完全に払拭することは難しいようで、ボロが出てしまう人が少なからず出てきてしまっている。

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【断罪することはできない】

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