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シンガポールで注目の「長寿クリニック」とは?「完全パーソナライズ」された予防医療の最先端

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  • 田村 耕太郎 国立シンガポール大学リー・クワンユー公共政策大学院兼任教授、2022~2026年一橋大学ビジネススクール客員教授
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
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窪田:それは素晴らしいですね。少し前まで、そうした継続的なモニタリングはできませんでしたが、今はテクノロジーの進歩によって、ウェアラブルデバイスが小型化したことで実現可能になってきました。

血圧にしても眼圧にしても、何カ月かに1回、医者にかかるだけでは、測定できるのはあくまでも瞬間値だけ。数値にどんな揺らぎがあって、それが長期的に見てどんな傾向にあるのかによって、それぞれの解決策が立てられますからね。具体的にアドバイスを受けて、改善されたことはありますか?

田村:私が一番課題だったのは、最大酸素摂取量がやや少なめだったこと。筋力は高かったのですが、酸素摂取量は意外と少なくて。1回の呼吸でたくさんの酸素を吸えたほうが、呼吸数は減らせます。呼吸数と心拍数は一生分が決まっていると言われます。つまりそれらが少ないほうが長寿につながります。

今まで運動はウエイトトレーニングに偏っていたので、心肺機能を強化するためにエアロバイクを取り入れたほうがよいとアドバイスされました。インターバルでアップダウンを繰り返すことで、最大酸素摂取量を増やすのに効果的なのだそう。これが、めちゃくちゃ効きました。夜もすぐに眠れるようになって、睡眠の質も良くなりました。

窪田:筋力や酸素摂取量などをすべて測定し、その人の足りないところを強化するためのトレーニングを提案してくれるのですね。

ライフスタイルの改善が長寿への近道

田村:食事についても同じです。シンガポールは中華系の国なので、脂っぽいものが多い。家では自分で料理をして気を付けていますが、外食するとどうしても……。でも、腸年齢が高めだとわかってからは、毎回食事の写真を撮るようにしていて、それを見返すとやっぱり反省しますよね(笑)。その写真も全部、クリニックのスタッフと共有しますので、厳しい指導が来ます。自分の意志だけでは限界がありますから、それもありがたいです。

窪田:どんなアドバイスが?

次ページが続きます:
【「孤独」への対応法までケア】

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