
「バカ親」から「賢明な支援者」への転換
バカ親とはなにか。
一言で言うなら「既存のシステムに疑問を持たず、自分の経験則や常識を子どもに押しつけ、新たな情報を取りにいこうともせず、子どもの自主性を認められない親」だ。
僕の子ども時代は、バカとの闘いの連続だった。父親も母親も、学校の教師も同級生も、周りはバカだらけだった。けれどそんなバカばっかりの環境の中、一人の例外に出会った。
「あなたの居場所はここではない」
小学校の勉強が簡単すぎて「浮きこぼれ」ていた僕に、進学塾に入って進学校の中学を目指すよう勧めてくれた、星野先生だ。彼女との出会いがなければ、僕の人生はどうなっていただろうか。
「環境は、選べるし、変えられる」
それを教えてもらったことで、僕は自分の人生を自分で切り拓けるようになった。
親がどんなに心配しても、子どもは勝手に成長する。そして時代はどんどん変わっていく。インターネットとAIの登場で、その変化のスピードは指数関数的に加速度を増しており、もはや人類がこれまでに経験したことのないレベルになっている。親世代の常識はいつまでも通用しない。
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