今求められるのは「バカ親」から「賢明な支援者」への転換。《堀江貴文が語る》親の責務は「どんな時代がきても稼げる大人」に育てること

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山登りをしている親子
「バカ親」から「賢明な支援者」になれ、という堀江貴文さん。その言葉の真意とは?(写真:kapinon / PIXTA)
「“子どものため”と信じて疑わない教育が、実は子どもたちの可能性を摘み取っているとしたら?」「“いい学校・いい大学・いい会社”という定説が、もはや時代遅れの幻想だとしたら?」
現代の親たちに向けて「あなたの教育、本当にそれで大丈夫ですか?」という痛烈な問いを投げかけるのは実業家の堀江貴文氏です。これからの時代、仕事は「引き受けるもの」から「創り出すもの」へと変化。そんな未来を見据え、親が子どもを「自ら仕事を作り出せる」人にするための具体的な「ネオ教育論」について堀江氏が語ります(本記事は、堀江氏の新著『バカ親につけるクスリ』から一部を抜粋したものです)。
【前の記事→】堀江貴文「子どもには金を出し、口や手は出すな」。これからの社会で重視されるのは学歴より「学び歴」「体験歴」。親は工夫する、そして稼ぐ

「バカ親」から「賢明な支援者」への転換

バカ親とはなにか。

一言で言うなら「既存のシステムに疑問を持たず、自分の経験則や常識を子どもに押しつけ、新たな情報を取りにいこうともせず、子どもの自主性を認められない親」だ。

僕の子ども時代は、バカとの闘いの連続だった。父親も母親も、学校の教師も同級生も、周りはバカだらけだった。けれどそんなバカばっかりの環境の中、一人の例外に出会った。

「あなたの居場所はここではない」

小学校の勉強が簡単すぎて「浮きこぼれ」ていた僕に、進学塾に入って進学校の中学を目指すよう勧めてくれた、星野先生だ。彼女との出会いがなければ、僕の人生はどうなっていただろうか。

「環境は、選べるし、変えられる」

それを教えてもらったことで、僕は自分の人生を自分で切り拓けるようになった。

親がどんなに心配しても、子どもは勝手に成長する。そして時代はどんどん変わっていく。インターネットとAIの登場で、その変化のスピードは指数関数的に加速度を増しており、もはや人類がこれまでに経験したことのないレベルになっている。親世代の常識はいつまでも通用しない。

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