Androidスマホの背面タップでスクリーショットを簡単に。縦長サイトの丸ごと保存も可能。Pixel端末はスクショのAI整理も
XiaomiのXiaomi 14T Proも、スクショを撮ると「スクロール」というボタンが表示され、PixelやGalaxyのように、縦長のスクショを撮れる。注意したいのが、アプリによって画像サイズが自動で縮小される場合。縦方向に合わせて画像サイズが圧縮されると、画像全体が小さくなりすぎてしまって文字などが読めなくなることがある。このようなときには元々の解像度で送るよう設定するか、複数枚のスクショを送るようにしたい。
スクショをAIの情報源として活用できるPixel
メモ代わりに残しておいたり、人に送ったりとさまざまな活用方法があるスクショだが、生成AIを取り入れることで、より記録としての価値を高めようとする機能も搭載されている。Pixelシリーズの一部が搭載する「Pixelスクリーンショット」が、それだ。同機能は、Pixel 9a以外のPixel 9シリーズが対応する。対応機種が少ないのは、デバイス上でスクショの解析を行うためだ。
Pixelスクリーンショットは、有効にしておくと自動的にスクショが保存され、バックグラウンドで分析も行ってくれる。バッテリー残量が80%かつ、スリープ状態のときにのみ自動処理が走る仕組みなのは、デバイス上でAIを動作させているためだ。バッテリー消費を抑えるのが、その目的になる。
解析が終わったら、検索窓に聞きたいことを入力するだけで、生成AIがスクショの内容に基づいて必要な情報を返してくれる。グーグルは、ユーザー自身がアップロードした情報だけに基づいてAIが回答する「Notebook LM」というAIサービスを提供しているが、Pixelスクリーンショットはそのスクショ版といえるような機能。聞ける範囲も、登録したスクショに限定される。
これだけだと、どのように使えばいいのか少々わかりづらいが、Notebook LMの簡易版だと思えばいい。例えば、以下の画像は筆者が書いた「Galaxy Z Flip7 FE」の記事をスクショとして保存したあと、「なぜサムスンはGalaxy Z Flip7 FEを出すのか」と質問したところ。スクショから記事の内容を読み取り、的確に答えを返してくれた。

気になった記事をかたっぱしからスクショしていけば、ちょっとしたデータベースになる。後から、その内容の一部を思い出したいときや、要約してもらいたいときに便利だ。また、メールやメッセンジャーでイベントの情報を受信したら、それをスクショに撮っておくと、後で日程と時間を回答してもらうことも可能だ。

「○○の発表会の場所と時間は?」という質問や、「7月24日に開催される○○○の取材の予定は?」などと聞くと、メールやメッセンジャーのスクショに基づいて正確な回答が返ってくる。
各アプリを検索すれば同様のことはできるが、アプリが分散していると、まずどこで得た情報かを思い出す必要がある。検索がヒットしても、それをさらに開いて必要な部分まで読み進めなければならない。こうした時間を短縮したい場合にも、Pixelスクリーンショットが役に立つはずだ。
近い機能はNothingの「Nothing Phone(3a)」や「CMF Phone 2 Pro」などにも搭載されており、こちらはメールの内容に基づいてToDo形式に予定がリスト化される。
AIを組み合わせることで、よりスクショの用途が広がり始めているといえそうだ。
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