「北欧こじらせ日記」週末北欧部chikaさんが誘う"ディープ"なフィンランド食文化の世界。「サルミアッキウォッカ」「カラクッコ」とは?

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驚いたのは、とても長い焼き時間。けれどその甲斐あって、ずっしり食べ応えのある美味しいパンが焼き上がりました。昔は山仕事に丸々持って出かけていたそうで、愛情が込められたお弁当的なポジションだったのかもしれません。

カラクッコ
カラクッコ(画像:©️週末北欧部 chika/世界文化社)

じっくりオーブンで火を入れる驚きのレシピ

「お魚丸々&豚バラ肉」という迫力のある材料と共に、実際に作って驚いたのは長時間のオーブン調理! オーブン料理が人気のフィンランドで料理を教わると、ナチュラルに「数時間のオーブン調理工程」が出てくるので毎回びっくりします。

【材料(大きなカラクッコ1個分)】
*生地
・水 … 500ml
・薄力粉 …55g
・ライ麦粉 … 800g
・バター …100g
・塩 … 大さじ1
*具材
・白身小魚 …1kg
・豚バラスライス … 400g
・塩 … 小さじ2
・バター(仕上げ用) …50g

【作り方】

(1)魚の下処理:小魚の内臓を取り除き、洗って水気を拭く。

(2)生地作り:ボウルに水、薄力粉、ライ麦粉、バター、塩を混ぜ、こねてまとめる。

(3) 生地をのばす:丸く平らにのばし、中央を厚めにする。

(4)具を詰める:白身小魚→豚バラ→塩の順で繰り返し重ね、複数の層にする。

カラクッコ作り方
(画像:©️週末北欧部 chika/世界文化社)

(5)包む:生地の端を具材の上に折りたたんで閉じ、水で濡らした手で生地の表面をなめらかに整える。

作り方
(画像:©️週末北欧部 chika/世界文化社)

(6)焼く:乾燥防止にホイルで包み、250℃に予熱したオーブンで45分→125℃で5時間焼く。

(7)仕上げ:焼き上がったら表面にバターを塗り、布で包んで3時間休ませる。しばらく寝かせることで、味がなじんで美味しくなる。

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週末北欧部 chika アーティスト

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しゅうまつほくおうぶちか / Shumatsu Hokuobu chika

北欧好きをこじらせてしまった元会社員。大阪府出身。フィンランドが好き過ぎて12年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。移住のために会社員生活のかたわら寿司職人の修業を始め、ついに2022年春に移住。現在はフリーランスとして漫画やコラムを手掛ける。

モットーは「とりあえずやってみる」。好きなものは水辺、ねこ、酒、一人旅。著書に『マイフィンランドルーティン100』『北欧こじらせ日記』『北欧こじらせ日記 移住決定編』『かもめニッキ』『世界ともだち部』などがある。

X(旧Twitter) @cicasca  Instagram @cicasca 

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