学校教育で始まる"人生100年時代を生き抜く"ための「学び方」革命。義務教育の「常識」が世界標準で覆る理由

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ZEN大学

公益財団法人日本財団と株式会社ドワンゴが提携して設立した学校法人日本財団ドワンゴ学園が運営する通学不要・完全オンラインの学士号が取得できる大学です。

学部は「知能情報社会学部」のみで、文理問わずオンラインやリアルを融合した学びや体験を提供することを目指しています。

また、YouTubeなどオンラインでも多種多様なコンテンツがあふれており、フリースクールやオルタナティブスクールに続く新たな教育機関と考えることもできます。

日本では教育機関は制度自体も変わっていますし、その提供する形態や内容も多種多様になっていると考えられ、今後もその勢いが増していくことが予測されます。

人生100年時代のキャリア形成

多くの人が「学び」という言葉から想起するものは、机に座って人の話を聞くような「座学」でしょう。しかし、「人生100年時代」には、学びという概念を拡張していく必要があります。

「人生100年時代」とは、端的にいえば、長寿化とテクノロジーの発展によって、2007年生まれの半数が107歳まで生きるという長寿の時代です。

長生きをすることにより、これまでの「教育・仕事・老後」という3ステージ型人生から、変化し続けるさまざまなライフステージが出現します。

高度情報社会による社会の高速化は、企業の寿命を縮めることになるとともに、知識やスキルの陳腐化も早めることになりました。これにより、変化し続けるさまざまなライフステージが出現し、人生はマルチステージ化します。

マルチステージ型の人生では、学校で学び直す、さまざまな経験(留学や修業体験、地方移住など)をして見聞を広げ、自己理解を深める(エクスプローラー)、自らの資源を活用して独立して仕事をおこなう(インディペンデント・プロデューサー)、あるいはさまざまな仕事を同時にこなす(ポートフォリオ・ワーカー)など、多種多様なステージを経験することになります。

そして、ステージからステージへの移行(トランジション)では、学びが重要な役割を担います。学びが人生の中心となる生涯学び続ける社会が到来するのです。

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