東上線池袋駅長に聞く「東武で乗降首位」の日常風景 繁華街の"マンモスターミナル"は駅員も大所帯

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ちなみに毎年、各社の駅員たちが集まって野球の対抗戦を開いて親睦を深めているのだという。JRには社会人野球をやっていたような手練れもいるため、なかなかの実力なのだとか。

こうして駅長だけでなく現場の職員同士も関係を築くことで、マンモスターミナル・池袋駅が形作られているのだ。

それだけに、働く駅員の人数も多い。丸山管区長は、池袋駅だけで約70人を預かる立場でもある。管理者として、どのようなことを意識しているのだろうか。

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池袋は駅員も大所帯

「池袋だと人数が多いですし、駅長室も現場から離れているんですよね。館林駅とかだと執務しているすぐ近くで券売機の音が聞こえてくるような、そういうところでしたから。でも、そこは助役さんたちが気配り目配りしてくれていますし、若い職員もしっかりしています。私はもう彼らを信頼して任せているだけですね」(丸山管区長)

池袋駅には、毎年4〜5人ほどの新入社員も配属される。池袋のような巨大ターミナルをよく利用していた人もいれば、そうでない人もいる。ただ、鉄道の仕事のイロハもわからなかった彼らも数カ月すれば立派な鉄道員に成長してゆくのだとか。丸山管区長は「新入社員の吸収の早さには本当に感心させられる」と目を細める。

時間を見つけては若手職員ともコミュニケーション(撮影:鼠入昌史)
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