東上線池袋駅長に聞く「東武で乗降首位」の日常風景 繁華街の"マンモスターミナル"は駅員も大所帯
「他社さんのことを聞かれることもありますよ。西武の特急に乗りたいんだけど、みたいに。もちろん他社だからわかりませんというのではダメですから、ちゃんと答えないといけない。ただ、さすがにラーメン屋さんの場所を聞かれたりすると、答えられないです(笑)」(丸山管区長)
駅長だけでなく、現場の最前線でお客と接する駅員たちはひっきりなしに声をかけられる。さまざまな種別の列車が発着するターミナルのこと、「○○に行きたいんだけどどれに乗ればいいの?」などという質問は定番中の定番だ。
もっとも多くのお客が行き交う朝ラッシュ時は、駅員が声をかけられることは意外と少ない。というのも、その時間帯に池袋駅を通る人のほとんどは、毎日同じようにこの駅を通り抜けてゆく“ベテラン”たちだからだ。
問い合わせは多岐にわたる
むしろラッシュ時が一段落してからが本番。池袋に不慣れな外国人観光客の姿も最近は増えている。
「お客さまからの問い合わせは多岐にわたります。私が以前勤めていた北関東の館林駅などと比べれば世界がまったく違うといいますか……。1時間に1本しか電車が来ないので、『どれに乗ればいいの?』みたいなことはほとんどないですし、時間もゆっくり流れていて、それぞれの特徴があるな、という印象です」(丸山管区長)

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