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山下達郎のCM曲も…スライドドア初採用の新型ムーヴに「1980年代っぽさ」を感じる確かな理由

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  • 森口 将之 モビリティジャーナリスト
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会社の事情を反映したという意見もあるが、個人的には他のブランドを含めてカスタムバージョンには好感を抱いていない。

もっとオリジナルデザインに目を向けてほしいという気持ちがあったので、「アナザースタイル」としてライトなカスタムにとどめたのは、好ましいと思っている。

アナザースタイルのひとつ「RSダンディスポーツスタイル」(筆者撮影)

ターゲットユーザーへの配慮が見えるインテリア

インテリアは、メーターやシフトレバーなどのレイアウトこそムーヴ キャンバスと共通だが、エクステリア同様、エッジを利かせた造形で、動きを感じさせる空間になっていた。

それでいて試乗した「X」グレードでは、ベージュやブラウンを起用したカラーコーディネートで落ち着いていて、ターゲットユーザーに配慮したことがうかがえる。

「ムーヴ キャンバス」の構造を使いながら独自性のあるデザインとしたインテリア(筆者撮影)

上級グレードの「G」や「RS」では、なぜかシートカラーのみブルーになるので、Xのコーディネートのほうが、まとまりがあると感じた。

それとともに感じたのが、インパネ上面に無駄な出っ張りがなく、センターディスプレイの高さも抑えてあって、見切りがしやすそうなことだ。

ダウンサイジングで軽自動車を選ぶベテランユーザーを想定しているのかもしれない。

Lグレードを除き、シートリフターとチルトステアリングは標準装備される(筆者撮影)

タントと比べると、当然ながらシートのヒップポイントは低めで、インパネやフロア、ルーフとの関係は、スーパーハイトワゴンより自然に感じられる。ドライビングポジションも適正だった。

また、シートが最近のクルマとしては驚くほどふっかりしており、心地よい。

後席は、スライドとリクライニング、背もたれの前倒しが可能。スライドを最後方にして身長170cmの筆者が座ると、足が組めるほど広かった。

リアシートは左右独立でそれぞれ240mmのロングスライドが可能(筆者撮影)

タントのようなスーパーハイトワゴンでは、後席足元にベビーカーを畳まずに収めるような使い方を想定しているようだが、純粋に座る機能だけを考えれば、新型ムーヴの空間で十分以上だと感じる。

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【車重は軽くても自然吸気エンジンは…】

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