“カワイイ”だけじゃない! インフルエンサー「Kawaii Coco」が発信する日本の魅力に世界が反応
こうした自信が彼女を成功に導いた。初期にバズった動画では、東京にある黒人男性が経営するベーカリーを訪れる様子を収録。彼女が彼のキャロットケーキと温かい雰囲気をさりげなく紹介したところ、その動画は爆発的に広まった。
「本当にたくさんの人がお店に足を運んでくれて、あのキャロットケーキのためだけに日本に来た人もいました」と彼女は笑う。
視聴者からの反響はすさまじく、「2月にそこに行く!」と1人の視聴者が書き込み、「婚約者と新婚旅行で訪れる予定です。絶対に見逃せません」と別の人がコメント。そのベーカリーは東京の必訪スポットとなり、あるフォロワーは初めて訪れた際に休業だったため、再度訪れたほどだった。軽い気持ちで投稿したものが、Cocoさんだけでなく、ベーカリーの店主にとっても大きな励みとなった。
日本の「多様性」を祝う未来へ
今後、Cocoさんはコンテンツ作成を超えて活動の幅を広げたいと考えている。「私たちに合うメイク用品や、似合う服を作りたい。日本にはそうしたニーズがあると感じている」と彼女は語る。
彼女は、プラスサイズの人々や肌の色が濃い人々など、これまで見過ごされがちだったコミュニティ向けのファッションやビューティープロジェクトを模索している。
「日本にはかわいいものがたくさんあるけど、私たちに合う色が見つからないことがある」と彼女は言う。
また、豊かな体型を歓迎するファッションにも関心を持っている。「体型が大きいとスタイリッシュになれない、と思っている人もいるけど、私は『そうはさせません』と意気込んでいます」。
日本が世界とますますつながっていく中で、Cocoさんのように、多様性を受け入れ、個性を祝い、正直な反省を歓迎する姿勢は大いなる可能性を示している。彼女は当初、“文化大使”になることを意図していなかったが、これまでの活動によって自然とそうした立場に押し上げられることになったのだ。

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