4-6月の内部関係者による株式売却額、トップはジェフ・ベゾス氏ではなくオラクルのサフラ・カッツCEO

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米アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏は6月、自身が結婚式を挙げた時期にアマゾンの株式を売却したが、この注目を集めた取引は4-6月(第2四半期)最大の内部関係者による株式売却ではなかった。

オラクルのサフラ・カッツ最高経営責任者(CEO)は同四半期に、株式オプションを行使し、18億ドル(約2650億円)を超える価値で売却。ベゾス氏の売却額7億3700万ドルを上回った。内部関係者の取引を追跡するワシントン・サービスのデータによると、カッツ氏は第1四半期に売却した7億600万ドルを含め、今年これまでの総額は25億ドルと、内部者による売却額でトップに立っている。ブルームバーグ・ビリオネアーズ・インデックスによると、これにより同氏の純資産は40億ドルに達した。

第2四半期は、4月2日にトランプ大統領が「解放の日」と銘打った関税措置を発表し、景気への懸念を強め、荒い滑り出しとなった。関税案の一時停止に加え、ハイテクセクターに再び関心が強まったため、株式相場は6月末までに再び最高値を更新。カッツ氏は、あらかじめ決定していた取引計画に基づき、保有株式を売却した。

相場回復にもかかわらず、内部関係者の売却は前年同期に比べ減少した。ワシントン・サービスのデータによると、第2四半期には約6000人の内部関係者が360億ドル相当の株式を売却したが、前年同期には9000人が620億ドル相当の株式を売却していた。

著者:Biz Carson

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