"たった80年前"に日本が起こした「戦争の過去」 子どもたちにきちんと伝えられていますか?

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1951年、日本はアメリカなどの48カ国とサンフランシスコ平和条約を結びました。これにより、連合国軍による占領は終わり、日本は独立国として主権を回復しました。

条約では、日本が賠償金を支払うことが求められましたが、当時の日本には賠償金を支払う能力がなく、大半が免除されました。

その後、日本は経済発展を遂げ、アジアや太平洋の国々に資金や技術の協力を行っています。しかし、今も中国や韓国などの国とは、歴史認識をめぐる問題を抱えています。

日本がアジアで行ったことは、明確な侵略行為です。日本が戦争を始めなければ犠牲にならなかった命が多くあったことを、日本はしっかり受け止めるべきではないでしょうか。

同じ敗戦国のドイツは?

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第2次世界大戦後、ドイツは連合国軍に分割占領されました。東西分裂と統一の歴史を経てもなお、ドイツは戦争責任に向き合い続けています。

2015年、ドイツのメルケル前首相は、ロシアによるクリミア併合に抗議し、モスクワで行われた対ドイツ戦勝70周年記念式典を欠席しました。

しかし、翌日モスクワを訪れると、ドイツとの戦争で犠牲になった旧ソ連軍の「無名戦士の墓」に花を捧げたのです。

ドイツは他のEU諸国と同様、ウクライナ情勢をめぐってロシアと対立する立場にありながら、かつて戦争を起こした国としての誠意を示しました。

Gakken小中教材編集部
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