カフェ、パン、クレープ、バターまで! 新業態が軒並みヒットする「ゴディバ」。ヒットの理由と、上陸から50年以上経ってもずっと人気なワケ

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ゴディバターズ グランスタ東京店
赤を基調にポップにデザインされた、ゴディバターズ グランスタ東京店(写真提供:ゴディバ)
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ライター・編集者の笹間聖子さんが、誰もが知る外食チェーンの動向や新メニューの裏側を探る連載。
第11回の<後編>は、老舗「ゴディバ(GODIVA)」の新ブランド「ゴディバターズ(Godi Butters’)」誕生の背景を追った<前編>に続き、予想を超えた反響と、顧客行動の変化、そして、ゴディバそのものの進化の行方や強さの秘密についても紐解いていく。
(※「ゴディバターズ」は取材後の7月9日、「Gバターズ」に改名)

狙い通りの成果と予想外の発見

2025年5月15日、JR東京駅 グランスタ東京 B1F改札内「銀の鈴エリア」に、ゴディバターズの1号店がオープンした。

壁も商品棚も赤を多用、少女とうさぎのイラストを配したポップな店で、菓子店が集まるエリアの一角にある。他店と壁で隔てられていない、オープンな店だ。

店舗は他店と隔てる壁がない、開放的なスタイルだ(写真提供:ゴディバ)

開店前からメディアの注目度が高く、開店からしばらくは連日行列に。ピーク時には、約20mほどの長蛇の列ができる盛況を博した。

現在は少し落ち着いているが、客足は途絶えていない。訪れる客の中心は20~40代の女性で、お土産や「自分へのご褒美」「ちょっとした御礼」など、まさに想定していた客層であり、購入機会が得られた形だ。

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