ジーンズ離れが直撃  カジュアル衣料大崩れ

ジーンズ離れが直撃  カジュアル衣料大崩れ

ジーンズが売れない。カジュアル衣料専門店は軒並み大不振だ。トレンドが示す消費者心理とは。
(週刊東洋経済1月26日号より)

 衣料品業界は天候不順で販売計画未達となる企業が続出。ことカジュアル衣料専門店は、昨春から続く消費者の「ジーンズ離れ」でダブルパンチを食らっている。

 店頭商品の約3割をジーンズで占める最大手のライトオンは、既存店売上高の大幅な前年割れが続く。1月の第1四半期決算で2008年8月期業績を早くも減益予想へ修正した。マックハウスやジーンズメイトなども軒並み不振だ。メーカー大手のリーバイ・ストラウスジャパンも07年11月期の営業利益がほぼ半減する見込み。

 一昨年の秋ごろから、女性のファッションはワンピースなど女性らしい着こなしが支持されており、ジーンズを中心としたストリートカジュアルが敬遠されている。男性はオフィスのカジュアル化が進み、オンとオフの境界が薄れてきた影響が出ている。

 大手カジュアル専門店の担当者によると、消費者の「ジーンズ離れ」は10年に一度のペースで訪れるという。1980年代、90年代後半の低迷時には、約1年でトレンドが変化し、消費者が再びジーンズに戻ってきた。

 ところが今回は、1年以上経っても復調の兆しが見られない。ワンピースは上下のコーディネートが必要がないうえ、レギンスなど低単価の小物で変化を楽しめるため、それほどおカネがかからない。今回のジーンズ離れが、単なるトレンドというよりも景気足踏みによる消費者心理を表しているとすれば、足元の傾向はしばらく続きそうだ。
(週刊東洋経済:堀越千代記者 撮影:梅谷秀司)

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