「奨学金の返済がある人はNG」「家計からではなく自分で返すべき」と答えた人は? 意外と「奨学金のせいで結婚できない」が真実ではないワケ

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結婚前提で相手探しをしている場合、奨学金を返済している事実はどのタイミングで打ち明けるのが適切なのでしょうか。

パートナーエージェントの調査によると、次のような結果となりました。

真剣交際前(お相手を1人に絞った状態) 29.9%
2~3回目のデートで                          25.4%
婚活と奨学金

世代によって若干差があり、20代は「2~3回目のデートで」が35.7%で最多、30~34歳は「真剣交際前」が37.5%で最多です。

傾向として、年齢が上がるほど、プロフィールへの掲載や初対面時など早い段階で知りたいと考える人が増えます。

性別でみると、女性のほうが早い段階で知りたい人の割合が高いという結果に。おそらく、女性のほうが結婚後の家計をシビアに考えている人が多いということがと思われます。

受給経験別では、返済中の人のうち18.4%が「伝える必要はない」と回答しています。しかし、受給していない人のうち「伝える必要はない」と回答する割合が4.4%程度なので、ここにギャップがありそうです。

婚活と奨学金

奨学金返済中というだけで断る人がさほど多くないことを考えると、伝えないほうがハイリスクだと言えるでしょう。

筆者としては、まだ1~2回しか会っていない場合は「嫌ではないので、もう1回会ってみるか」というくらいの温度感のケースも多々あるので、より主体的に「いいな」と思ってきている3回目のデート以降でお付き合いの前に伝えるのが適切だと考えています。

女性は「自分で返すべき」との主張

では、もし成婚した場合、結婚後の返済についてはどのように考えているのでしょうか。

アンケートによると「自分で借りた分は自分で返すべき」と回答する人が多いのですが、「相手と相談して決める」を選ぶ割合は年齢が上がるほど増えます。

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