「奨学金の返済がある人はNG」「家計からではなく自分で返すべき」と答えた人は? 意外と「奨学金のせいで結婚できない」が真実ではないワケ
奨学金を返済中の人で支出を抑えたい人は、婚活も結婚相談所ではなく、マッチングアプリや自治体の婚活サービスなど、費用負担の少ない出会い方で相手探しをしている可能性はありますが、そもそも婚活に踏み出していない人もいると言えるのではないでしょうか。
では、婚活中の会員を世代別にみると返済中の人の割合はどうなるか。いちばん多かったのは20代の会員で、28.6%が返済中でした。当たり前ではあるものの、返済が始まったばかりの若い世代ほどその割合は多く、30代後半から完済の割合が増えます。

では、奨学金返済中の方は、結婚対象から外れてしまうのでしょうか? 「奨学金返済中の方は対象になりえますか?」という質問に対しては、下記のような回答でした。
・「返済額によってはあり」 17.7%
・「返済期間によってはあり」 2.3%
・「返済中の人はナシ」 8.08%
奨学金返済中というだけで断られる可能性は低そうです。
年齢が上がるほど「返済中の人はナシ」と回答する人は増えますが、それは40代後半、50代以上になると返済中の人は少ないためと思われます。20代で「返済中の人はナシ」を選んだのはわずか3.57%でした。
性別で調べると、男性のほうが寛容であるのにたいし、女性は14.3%が「奨学金返済中の人はナシ」を選びました。
自身が返済中の人は、「人柄・条件によってはあり」を選ぶ割合が高く81.6%です。受給無しの人でも68.5%が「人柄・条件によってはあり」を選択しています。

奨学金の返済を打ち明けるタイミングは?
冒頭の鈴木さんは、大学時代に妻と知り合い、奨学金を借りていることは付き合っているときから伝えていました。しかし、具体的な金額を伝えたのは、結婚の話が具体化して一緒に暮らす計画を立てたときだったそうです。
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