「奨学金の返済がある人はNG」「家計からではなく自分で返すべき」と答えた人は? 意外と「奨学金のせいで結婚できない」が真実ではないワケ
奨学金返済があると結婚に悪影響を与えると思いますかという質問に対し、学生、保護者それぞれ下記のように回答しました。
・保護者「強く思う(52.4%)」「ある程度思う(34.4%)」合計86.8%
親世代のほうがよりシビアに考えていることがわかります。
悪影響と考える理由は、「借金だから」「相手に迷惑をかけるから」「向こうの親の印象が悪いから」といった意見が多数でした。

結婚のタイミングは返済中? それとも完済後?
今でも初婚年齢のボリュームゾーンは男女とも20代です。大学卒業してすぐの20代は返済に追われる可能性もあります。
適切な結婚のタイミングはいつだと思いますか? という質問に対しての結果は以下の通りです。
・大学生・大学院生「相手と相談しながら判断する(38.2%)」「返済が終わってから(20.8%)」
・保護者「相手と相談しながら判断する(47.2%)」「返済が終わってから(22.6%)」

大学生・大学院生と保護者、どちらも1位、2位は同じです。最も多かったのが「相手と相談しながら判断する」という人。次点は、「返済が終わってから」でした。
では、実際に婚活中の人のうち、奨学金を返済中の人の割合はどれぐらいなのでしょうか。
結婚相談所「パートナーエージェント」のユーザーアンケートでは、下記のような結果が出ています。
・受給・給付中 2.9%
・受給・完済 19.6%
・受給無し 65.3%

現在、奨学金を受給している学生の割合は、大学(昼間部)で55.0%、短期大学(昼間部)で61.5%、大学院修士課程で51.0%、大学院博士課程で58.9%とのこと(日本学生支援機構の「令和4年度 学生生活調査」)。
それを踏まえると、会員の約8割が大卒以上であることも考えれば、12.2%はかなり少ないといえます。
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