サムスンが「開く」新時代スマホ体験──折りたたみの弱点だった“厚み”と“重さ”を克服したGalaxy Z Fold7・Flip7を発表

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Galaxy Z Fold7
日本で発売される折りたたみスマホとして最薄を実現した「Galaxy Z Fold7」(筆者撮影)
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折りたたみスマホといえば「重くて分厚い」というイメージがつきまとう。しかしサムスン電子ジャパンが7月10日に発表した「Galaxy Z Fold7」と「Galaxy Z Flip7」は、その常識を覆した。「折りたたみスマホを開発したのではない。『普段使っているスマホが開いたらいいな』というコンセプトを実現した」と小林謙一CMOは語る。

Fold7は215gまで軽量化し、大画面スマホとしては驚異的な軽さを実現。さらに2億画素カメラを搭載し、これまで妥協が必要だったカメラ性能も大幅に向上させた。8月1日からNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアとサムスンオンラインショップ、Amazon、家電量販店で発売する。

初代から半分の薄さを実現

これまで折りたたみスマホは「便利だが重くて分厚い」というイメージが定着していた。実際、初代Galaxy Foldは263gもあり、厚さも17mmを超えていた。しかしFold7は、わずか6年でその常識を覆した。

実際にFold7を手に取ると、その薄さに驚かされる。2019年に発売した初代Galaxy Foldの263g・17.1mmから、今作は215g・8.6mmまで進化した。これは初代の約半分の薄さだ。閉じた状態ではiPhone 16 Pro Max(8.25mm)とほぼ同等で、開いた状態では13インチのiPad Pro(5.1mm)よりも薄い4.5mmを達成している。

Galaxy Z Fold7 Pixel 9 Pro
左がGalaxy Z Fold7、右は一般的な形状のハイエンドスマホPixel 9 Pro。厚みはほぼ変わらない(筆者撮影)
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