「なぜ指示通りに動かない?」とイライラするのは間違い。話し方のプロが教える今日から使える《人を動かす伝え方》のコツ

「人は自分のイメージ通りに動いてくれるもの」という考えを前提にすると、指示はうまくいきません(写真:kouta/PIXTA)
24年間、5万人以上のビジネスパーソンに「どうすれば伝わる」をテーマに研修を行っている濱田秀彦さん。
国内外を問わず打ち合わせが可能になったり、オンライン上で契約書を交わしたりと、デジタル技術の進化でビジネスシーンは変化したものの、現場で働くビジネスパーソンの悩みは、驚くほど変わっていないと指摘します。
いつの時代も、ビジネスパーソンの悩みの大半は「上司が」「部下が」「顧客が」から始まるコミュニケーションに関するもの。誰もが直面するビジネスシーンで「伝わる」ためのポイントを『仕事で伝えることになったら読む本』より一部抜粋・編集してご紹介します。
なぜ指示通りに人が動かないのか?
指示したのに、その通りやってもらえなかった。誰もが経験することです。
相手は部下・後輩だけでなく、他部門の社員、アルバイトやパートタイマー、派遣スタッフ、仕入れ先、配送業者などさまざま。そのたびにイライラし、後始末に追われることになり、指示通り動いてくれない相手を責めたくなります。
なぜ、指示通りに人が動かないのか。
それは、前提が間違っているからです。「人は自分のイメージ通りに動いてくれるもの」という考えを前提にすると、指示はうまくいきません。
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